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それから、しばらく経ってからの事である。
私は、どうしても彼女が本人だったのかが気になっていた。 そこで、ある事を思い付いた。 初めて会った日のほぼ一年後、同じ曜日、同じ時間に行ってみよう。 丁度、彼女の出演している番組の企画CDが出ていたので それを駅近辺のCDショップで買い、帰りに寄ってみる事にした。 別に過度な期待をしていた訳では無い、 こういうのも良い思い出になるかなと思ったのだ。 ホームは改装されて、当時とすっかり様変わりしていた。 そうそう、ここの階段で意識が飛びそうになったっけ。 あの辺りのベンチで友達と話してたら後ろに座られてドキドキしたな。 そんな事を思い出しつつ、いつもの乗車口に向かう。 でも、さすがに今日は居る訳・・・居たのであった。 思わず膝から崩れ落ちそうになる。 「ヤバイヤバイヤバイ・・・」妙なテンションになりつつも また、こっそり後ろに並び、同じ車両に乗った。 久々にドキドキが止まらない。そう、私が求めていたのはコレだったのだ。 そして私は、もし会えた時に、ある事を確認しようと思っていた。 それは耳の形である。彼女は少し特殊な耳の形をしていた。 耳紋は何万分の一の確率という。その形をしていれば本人確定なのだ。 斜め後ろの席に座っている彼女をチラッと見てみたら、 椅子を倒して寝ていたので、そーっと確認してみる。 テレビで観たのと同じ形。そう、やはり彼女は本人だったのだ。 彼女は、いつもの駅で降りず、そのまま乗っていった。 ただ乗り過ごしただけかも知れないが、 もしかしたら彼女も、私に何かを感じて同じ駅で降りてくれていたのではないか? そんな妄想をしつつ、一駅戻る帰路に着くのであった。 と、ここまでの話を読んで、ただのストーカーの話ですやんと 思われるかもしれないが、まだ完結編へと続くのである。 PR |
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