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向こうは知ってか知らずか、私は彼女に元気と勇気を貰った。
少しでもいい、今度はこっちから恩返ししなければ!

私は彼女のCDを全て買い、こちらの地方のライブには行き続けた。

ただのミーハー者なら番組の企画が終わった段階で買うのを止めていただろう。
アイドル視していた者は熱愛報道が出た時点でファンを辞めているだろう。

それでも私がファンを続けられたのは、彼女との妙な縁があったからかも知れない。

そして最後のライブの日、小さなライブハウスで
目の前で見つめられながら歌われたのは人生最高の思い出です!

一週間くらい頭がボーッとしました。

よくアイドルのファンが、目が合っていたと勘違いするけれど
もう勘違いだっていいじゃない!

どんなに辛い目に遭っても、この記憶さえあれば生きていける。
私にとっては、それ程のかけがえのない宝物です。

その後、彼女とは一度も会っていないが
いつか(ファンとしてではなく)会ってお礼を言いたいというの当面の目標である。

完結編の完結編へと続く!

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これHDDに残ってたのをたまたま観ただけだから
みんな知らんと思うけど、スゲー面白かった。

隠れた名作ってヤツだな!

ただ最後、主人公が〇になるのって仮面ライダー鎧武のパクリだよな。
そういえば脚本家の名前も似てた気がする。

あと魔法少女とかループ物も丁度4年くらい前から流行ってるネタだよね。
この辺も受け狙い過ぎじゃないか?

でも、この設定を上手く活かしたオンラインゲームでも作れば受けそうだ。
ゲーセンでダイスオーみたいなゲームも出せばいいのに。

あーあ、コンビニでウエハースとか売ってないかなー?

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それから、しばらく経ってからの事である。
私は、どうしても彼女が本人だったのかが気になっていた。

そこで、ある事を思い付いた。
初めて会った日のほぼ一年後、同じ曜日、同じ時間に行ってみよう。

丁度、彼女の出演している番組の企画CDが出ていたので
それを駅近辺のCDショップで買い、帰りに寄ってみる事にした。

別に過度な期待をしていた訳では無い、
こういうのも良い思い出になるかなと思ったのだ。

ホームは改装されて、当時とすっかり様変わりしていた。

そうそう、ここの階段で意識が飛びそうになったっけ。
あの辺りのベンチで友達と話してたら後ろに座られてドキドキしたな。

そんな事を思い出しつつ、いつもの乗車口に向かう。
でも、さすがに今日は居る訳・・・居たのであった。

思わず膝から崩れ落ちそうになる。

「ヤバイヤバイヤバイ・・・」妙なテンションになりつつも
また、こっそり後ろに並び、同じ車両に乗った。

久々にドキドキが止まらない。そう、私が求めていたのはコレだったのだ。

そして私は、もし会えた時に、ある事を確認しようと思っていた。
それは耳の形である。彼女は少し特殊な耳の形をしていた。

耳紋は何万分の一の確率という。その形をしていれば本人確定なのだ。

斜め後ろの席に座っている彼女をチラッと見てみたら、
椅子を倒して寝ていたので、そーっと確認してみる。

テレビで観たのと同じ形。そう、やはり彼女は本人だったのだ。

彼女は、いつもの駅で降りず、そのまま乗っていった。

ただ乗り過ごしただけかも知れないが、
もしかしたら彼女も、私に何かを感じて同じ駅で降りてくれていたのではないか?

そんな妄想をしつつ、一駅戻る帰路に着くのであった。

と、ここまでの話を読んで、ただのストーカーの話ですやんと
思われるかもしれないが、まだ完結編へと続くのである。

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それから私は毎日、同じ時間に帰る事にした。
そう、もしかしたら彼女にまた会えるかも知れない。そんな気持ちがあったからだ。

だが、そう簡単に会える筈もない。
〇曜日のこの時間にはグラサンの昼番組に出てる様な人である。勿論、録画している。

と思いきや、一週間後ホームで電車を待っていると彼女はやってきたのだった。

「あれ、でも顔が違う・・・?」そう、彼女は、すっぴんだったのだ。

タレントのすっぴんが別人だという話は聞くが、メイクとはここまで凄いのか!
・・・だが、ここで一つの疑問が生まれる。本当に本人なのだろうか?

確かに、この間は本人だと思ったが、もしかしたらメイクで作り上げた
そっくりさんだったという可能性も否定はできない。

だが、それでもいい。私はこの人に会える事が嬉しかった。

彼女は翌週も翌々週も居た。この毎週の様に同じ時間の電車に乗り
同じ駅で降り、一駅戻るという行為は何か月も続く事になる。

この楽しみのおかげで辛い専門学校も行き続けられたと言っても過言ではないだろう。

だが、人間贅沢な物で最初の内は毎週ドキドキしていた私だったが
ここまで何度も会えてしまうと次第に慣れていき、

最後には「あっ、また会えた」ぐらいにしか思わなくなっていた。

もう面倒臭くなって一駅前で降りてた事もあったと思う。

そして、その頃には、もう彼女がこの時間に来る事は無くなっていた。

今となっては、それが本人だったのかどうかさえ分からない。
だが、これは私の青春であり大事な思い出である・・・と、

よくある話なら適当に話を纏めそうな所だが、まだまだ続くのである。

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夢に出てくる程、会いたかった人が目の前に居る。
その状況に思わず「え、えええええ?」と変な声を上げてしまいそうになった。

ヤバい、足が、いや体が震えて止まらない・・・。

本当に会った時の事なんて考えてもいなかった。
勿論、知り合いでもない人に話しかけられる様なチャラい人間ではない。
 
私は、そういう面倒臭い人間に散々痛い目に遭っている。
 
ていうか、そんな度胸もない。でも、ここで勇気を出さなければ・・・!

とりあえず、素知らぬフリをしながら後ろに並ぶ事にした。
そして数分後、電車が来たので後ろの席にササッと乗り込む。

そう、やってる事は完全にストーカーである。

不穏な動きを察してか、席の隙間から何度もチラチラ見られたが
その度に視線をそらし続けた。

降車駅に着くまでの数十分、ただ後ろの席に座っているだけだが
同じ空間に一緒に居るというのが、私にとっては実に満たされた時間だった。

だが、このまま乗り続ける訳にはいかない。でも、もうちょっと一緒に居たい。
私は一駅だけ降車駅を乗り過ごす事にした。

そして次の駅に着き、さすがにこれ以上はダメだろうと思い
最後にチラッと彼女の方を見つつ電車を降りた。
 
「まだ乗ってるんだよなー」後ろ髪引かれる思いを抑えつつ
ホームにある地図看板をボーッと眺めていると、何と彼女も降りてきた。

そして、そのまま駅の改札へと消えていったのだった。

「それにしても、何でこんな田舎駅で降りるんだろう?」
そんな疑問を抱きつつも、私は一駅戻らなければならない。

間違いない、今日は人生最良の日だ。そんな事を思いながら帰路に着いたが
実は、この出来事は、ほんの序章に過ぎなかったのだ。

続く!

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