加護コラム「感動する映画って何だろう？」

スカパーの日テレプラスが元テレと電波少年の再放送を終わらせて以降
やる気を感じないので契約チャンネルを日本映画専門チャンネルに変えてみた。

これが実に良い感じのチャンネルで話題作を割と早めにやってくれるのは勿論
夜中にやってる映画をたまたまボーッと観るのが楽しかったりする。

そう最近、地上波じゃめっきり少なくなった夜中にやってるＢ級映画を
一人で観るあの感じ、インモラルな雰囲気が再現されてるのだ。

いい時間にやってる話題作も勿論見てて、先日は「この世界の片隅に」を
監督の解説付きで観たのだが、正直あまり心に来なかった。
 
庵野がとにかく自由にやってるシン・ゴジラやウケ狙い要素モリモリの君の名はと違って
恐らく本当に監督が良い作品を作ろうとした結果だってのが伝わるんだけど

その優等生感というかスタジオジブリのキレイな部分だけ抜き取った様な感じが
苦手なのかもしれない。たまに山田みたいなのやらかすからいいんじゃないジブリは。

純粋な人間には多分ガンガン来る作品だけど、不純な人間からしたら
たまたま夜中に観たエロＶシネマや任侠映画の方が感動したりするから困り物だ。